7月5日に行われたギリシャ国民投票の結果がでました!



EU側条件の財政緊縮策に対して

「反対」票が大きく上回る結果となりました。





マジか!?危機ですね..(^^;;

それでは整理し まとめて解説します。







ギリシャ国民投票結果まとめ



内務省発表の暫定集計によれば、

 反対 61.32%

 賛成 38.68%




先日までの世論調査の予想とは逆に、

大差で「反対派の大勝利」でした。





反対派は勝利宣言し喜んでいます。



一方、ユーロ財務相会合デイセルブルム議長は

「ギリシャの将来にとりとても残念な結果だ」

と危機的状況を示唆しています。







翌日の世界経済まとめ



投票結果を受けて、

為替では円が対ユーロ、対ドルで上昇し、

日経平均が大幅下落しました。





ユーロに対し比較的安全と思われる円が買われ、

6日早朝では1ユーロ=133円台まで円高が進みました。



また東京での日経平均は、円高影響もありますが、

前週末比の427円67銭安の2万0112円12銭で終了。





ギリシャのユーロ圏離脱や欧州経済の先行き不透明感から、

株価急落リスクを回避するために売られたようです。







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なぜ大差で反対勝利となったのか



ギリシャ世論調査では賛成、反対が僅差というか、

むしろ賛成が若干多いとと予想されていました。





確かに、アテネなどの都会では、

賛成、反対が僅差だったようですが、



実は、労働者や低所得層の多い地方や、

若い世代のほぼ8割くらいが反対
に傾いたとのことです。





その理由は、



2010年にEUから提示された緊縮政策に対して、

多くのギリシャ国民が「もう耐え切れない」危機的状態だったのです。





数字を見ても、

2010年以降ギリシャの景気は低迷し、



GDPは25%縮小、若い世代の失業率は49.7%へ上昇しています。



大卒でも就職できないかなり危機的な状況です。





この極めて苦しい生活に、チプラス首相へ活路を見いだし、

 「ノー(EU案拒否)なら強い立場で交渉できる」

という彼の反対意見に、多くの国民が将来をかけたのだと思います。





一方、賛成側はギリシャ内のエリートや知識人が多かったのですが、



活動の中心的組織が無く、

チプラス政権の強力なキャンペーンに押し切られた形になりました。







反対派の主張のまとめ



今回の反対派の主張としては、



「緊縮対策に国民が反対することで、EU交渉を有利にすする」



ということですが、同時に



「これが、情け容赦のない欧州の金貸したちに民主主義が出した結論だ」

「その民主主義が生まれたのは、ほかでもない、このギリシャだ」



と声高らかに叫び、勝利を喜んでいるようです。





えええ?って感じです。

言い換えるとこんな感じかな。





「今までお金を貸してくれたEUよ!

 お前たちの条件は、我々誇りあるギリシャはこれ以上聞かないからな!

 だって投票でそう決まったんだから、これが民主主義なんだよ。

 民主主義はギリシャの誇りだからね」








すごい考えですねー



冷静に考えれば、

今までもお世話になっているEUに従い、

少しでも援助し続けてもらうのが正しい判断な気がしますが

(いや、これって日本的な考えなのかな!?)





恩をあだで返してない!?

単なる逆ギレな気もしますが!?






こういうのって世界に通用するんですかね!?

うーん、めちゃくちゃ残念な気がします。







確かにギリシャ国民の生活は苦しかったんだと思います。

危機的状況だったと想像します。



でも、普通なら



「基本は飲むけど、ちょっと条件緩和して」



って懇願するのが妥当な線かな、って個人的には想像していました。







その他、反対派から次の声もあるようです。



「これで緊縮策を押し付けるEUとの交渉が有利になる」

「EUもこれから圧力をかけてくるだろうが、

 数で劣っても強者に屈しないのがギリシャの歴史だ」







んんん?

なんで緊縮策を辞めるとEU交渉が楽になるの?



EUの圧力って、

借金を返せないからじゃなかったっけ?

返せる見込みが立たないなら仕方ないのでは?



とか、思ってしまいます。



日本人の感覚とギリシャ人の感覚ってこんなに違うんですかねー(^^;;



少し熱くなって個人的な感想を言いすぎましたかね…

失礼しましたー(^^;;







今後のギリシャ危機ってどうなるの?



恐らく、数日以内に

EU側からギリシャ側へ今後の支援について発表があることでしょう。



答えは



 「緊縮の条件を飲まないと今後支援しない」

 「IMFへの返済計画を提出しろ」



というような当然の内容でしょう。





借りた側の勝手な(民主主義の)判断で、

返さないってのはあり得ませんので。





しかも、現在のギリシャ財政は危機的状況です。



7月20日には欧州中央銀行(ECB)の

約35億ユーロの返済も期限になる
ようですが、



EU側から支援が受けられない場合は、

このECBへの支払いも難しいでしょう。





これもデフォルト(債務不履行)となると、

更にECBからも支援が受けらなくなり

危機が増大します。





このような債務の返済期限が次々に来てしまい、

ギリシャは色々な国から支援が受けられなくなりそうです。





つまり、この危機的な状況を逆転してくれるような支援国、

例えば、中国やロシアなどが都合よく現れてくれれば別ですが、





EUから支援されず、

ECBからも支援されず、

他国からも支援されず、




そして、ギリシャ国内にもお金が無い状態、





つまり、

国民へ回すお金も皆無、

公務員給料や年金が出せないカツカツな状況、、、





反対派の若い方たちが威勢よく歓喜をあげているようですが、

あと2ヶ月間、その勢い持ちますか?って話ですね。





ちなみに、

もし私がギリシャ人で賛成派(富裕層)だったら、

この危機的な口ギリシャは即刻離れます。



残るのは、

お金がなくて、ギリシャを離れられない貧困労働者ばかり、



公共機関もろくに動かず

治安もどんどん悪化し

まともに生活できるのか



ギリシャ危機の今後、全く読めませんね。







でも実は、EU側もかな~~~り辛い



実は、危機的状況でつらいのはギリシャだけではありません。

EU側もかなりつらいのです。



次の記事へ続きます。よかったらご覧ください。




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